【ガクチカ】の伝え方(要素分解)
「出会えて良かった」を合言葉に
こんにちは、リクルートメンター domです。
本ブログでは、私の1週間の働きや最新のリクルート情報、またお勧めの本などについて発信しています。
リクルートで働くことについて、あなたの疑問・不安の解消を目指しています。
是非過去記事も併せて読んでみてください。では今週もよろしくお願いします。
今回のテーマは私が就活時代でいつも話していたガクチカをお伝えします。
このガクチカを話して100%面接通過をしてきました(6社/6社)し、むしろ今の職場でもたまに聞かれます。
記事の構成
【面接官に刺さったガクチカのポイント】
【筆者が話していたガクチカ】
【面接官に刺さったポイント」
【最後に】
【面接官に刺さるガクチカのポイント】
私が意識して伝えたことは論理的思考だけでした。私には人に話せるような圧倒的な成果や血のにじむような努力などはしたことがなく、少しだけ頑張って大学のテストを受け、のんびりバイトをして麻雀を楽しんでいる普通の学生生活を送っていました。そのため、ESや面接などでは他の就活生を圧倒する成果がなかったのです。なので私はただ一つ、院での研究の過程を元に自身のバイト時代にあった僅かな成果を要素分解し、ひたすら深堀をすることでES・面接の通過率を上げていきました。
【私のガクチカ】
私は面接の際、以下のエピソードばかりを話していました。
私はドーナツ屋でアルバイトをしており、17-22時の夜の時間帯に、駅構内で出張販売を行うにあたって、販売するドーナツの種類を増やすことで売り上げを40%向上させました。
働いていた店舗では、秋~春にかけて駅構内に店舗からドーナツを持っていき、出張販売を行っていました。一人で10種類のドーナツをテーブルに並べ、帰り道のサラリーマンや学生・主婦に販売していました。
近年、出張販売の売り上げが伸び悩んでいると店長から相談があり、僕が取り組むことになりました。
売上額は①販売時間×②客数×③平均購入個数×④単価で計算できます。①販売時間は固定されているため、②~④のパラメーターを変化させました。
まず、④単価を変えた(下げた)ところ、下げている期間では売り上げが伸びましたが、後日下げない状態での売上が落ちました。そのため、あまり効果的ではありませんでした。
次に、③平均購入個数を伸ばすにあたり、様々な種類のドーナツを持っていきましたが、そこで個々人によって好きなドーナツの種類が異なっていることに気づきました。
そのため、10種類に限定していることに問題点があるのではと仮説をたて、販売する個数を増やしました。ただ、テーブルの大きさは限られていますため、1種類当たりの展示量を減らし、20種類をぎりぎり並べて販売しました。
そして20種類で販売した結果、増えた10種類のドーナツが好きだというお客様が来てくださり、②客数が増えました。また、③平均購入個数も体感ですが、4個程度から6個程度まで増えました。
そのため、結果的に売り上げを40%近く増やすことができました。
○面接官に刺さったポイント
ガクチカを話し終わったあとのFBとして、一番言っていただいたポイントは、①売上額をパラメーターに分けて話し、自身が注力したポイントを明確にした点、そして②仮説検証を繰り返し行った点でした。(加えて、自身のエピソード全体や注力したポイントを相手がイメージしやすいように話すことも意識していました。)
また、大概聞かれることは一緒な観点であるため、事前に用意した"他の施策として③平均購入個数を増やすために、6個入り600円のセット販売をしたこと"や、施策のモチベーションとして"自身が憧れる店長に頼られることがそもそもうれしく結果を出そうと奮起したこと"などを回答し話を広げていきました。
○どうすれば分解して考えることができるのか
これは分解の練習をし続けるしかないです。そのために、私が実際に使った本をご紹介します。
何も考えずに、この本を使ってひたすら練習を繰り返すだけです。大学の図書館にあればそれを借り、無ければ買って"分解するための着眼点や観点"を身に付けてください。また、この分解する力は会社に入った後も大きく役に立つので、是非この時期にフェルミ推定の訓練に注力してください。なお、フェルミ推定が分からない人は情報感度が少し弱い可能性があるので、是非フェルミ推定について調べてみてくださいね。
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【気にならない? 私が就活で実際に使っていたサイトについて】
・近年転職などでもヘッドハンティング形式が主流になりつつあり、それは新卒就活でも確実にポピュラーになってきています。私もヘッドハンティングのサイトに登録し、いくつもの企業からお声がけをいただき自信に変えていきつつ、同時に自分の見られ方・他者へのアピールを何度も考えるきっかけになりました。この力は結局、自身が希望する本命への就活において必ず役に立つため、就活の効率化と併せて是非登録してみてください。
・ベネッセが運営する逆求人型サービスであり、最大の特徴は登録している企業の豪華さである。
・一度登録すれば、あとは勝手に企業からオファーが届くため効率性がとても高く、また実際に私の時も有名なところからオファーを本当に頂けたため、疑い半分であっても是非登録してほしい。
② キミスカでインターン経験・就活状況を人事にシェアしてスカウトを獲得!
・株式会社グローアップが運営する同じく逆求人方サービス。dodaに比べて、登録企業は少ないと思われるが「NTT」や「住友不動産」、「ニトリ」などの大手がいるため、検討の余地は十分にあると思い、domも使っていました。キミスカならではの学生分析を行い強み・弱みが分かる他、dodaで作ったアピール内容を転用できるところが強み。
③大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】
・株式会社i-plugが運営する同じく逆求人型サービス。著者が一番お勧めしたいのがこちらである。何と言っても、登録企業数が6,260社と多くかつ大企業からも本当にオファーが来るため学生は必須の登録サイトである。著者はofferboxからのスカウトでインターンや本選考で優遇を受けたため、実体験から強くお勧めしています。上記3サイトは必ず登録をして、オファーが来るように自己PR文を工夫していくことで本選考におけるESや面接時のトークスキルがしてない場合と比べて格段に成長を目指しましょう。
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○最後に
ガクチカのエピソードは何でもいいです。ただ、それらを上手に面接官に伝えて自身が優秀だと錯覚させることがミッションなのです。そのため、有効な手段として、論理的に話す、つまり①要素分解をし、②仮説検証を行ったという私の事例を話しました。
ガクチカは一度作ってしまえば新しくエピソードをつくる必要は基本的にありませんので、是非時間をとって丁寧にあなたの成果を分解してみてください。