リクルートのキャリアと資産形成

「出会えて良かった」を合言葉に。リクルートでの働き方情報を社員目線で発信する5分読み切りブログです。

【OB訪問の質問例に答えてみた】②業界内での企業の立ち位置について 

「出会えて良かった」を合言葉に
こんにちは、リクルートメンター domです。

本ブログでは、私の1週間の働きや最新のリクルート情報、またお勧めの本などについて発信しています。

リクルートで働くことについて、あなたの疑問・不安の解消を目指しています。

是非過去記事も併せて読んでみてください。では今週もよろしくお願いします。

  フリー写真 オフィスデスクの上に置かれたノートパソコン

  本日のアジェンダ

【自己紹介】
【はじめに】
【OB訪問の質問に答えてみた:②業界内での企業の立ち位置について】
【まとめ】

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【自己紹介】

 ・20代リクルート社員 (新卒)

 ・コロナに乗じて土日を使い、昨年簿記2級を取得.

 ・年間の読書量は60冊程度

 ・夢は20代で1000万円の株運用.現在500万円を運用中

 ・30歳までに年収1500万を稼げる人材になる

 ・45歳までにFireしてやりたいことを我慢しない人生にしたい

 ・リクルートへの就活を頑張るあなたのメンターになりたい

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【はじめに】

 昨今のコロナを背景の筆頭として、リクルートではOB訪問の実施がかなり現実的ではない状況にあります。一方、大学の後輩などからは積極的にリクルートの働きについて質問を多々いただいており、やはり就職する起業を選ぶための情報がいきわたっていないことを感じました。そこで本ブログではリクルートでの働き方や社会人としての教養としての読書・株を中心に発信しています。

 今回の記事ではOB訪問などでよく聞かれる内容について、私domの回答を僭越ながら載せさせていただきます。あなたの疑問や不明点が一つでも解消できれば幸いです。是非最後までよろしくお願いします。

 なお、前回の記事はこちらになります。


 また、質問例についてはビズリーチ様の下記記事を参照させていただきました。

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【OB訪問の質問に答えてみた:②業界内での企業の立ち位置について】

①企業として自慢できることや他社にない特徴は何だと思われますか?

→新卒が入社する会社として、自慢できるポイントは大きく3つだと思います。

 1つ目は仕事上で圧倒的な裁量権を持つことに伴う成長スピードの速さです。私の部署では1人が複数の業務を抱えることは珍しくなく、それは1年目の新人も同様です。加えて業務設計が不十分なものも多いため、限られた勤務時間内で信じられないほどの成果を求められることから否が応でも思考し、行動・反省し、成長せざるを得ないです。ただし、勤務時間が伸びてしまい自分の時間が作れなかったり過剰な負荷に耐えられず離職する人も一定数いますが、私の場合は上長にAに集中したいので他のタスクの関与割合を調整してくださいなどを進言して負荷を調整しています。

 

 2つ目は給与の高さです。1年目から400-500万円ほど貰えるため、平均的な250-300万円を優に超えます。加えて800-900万円ほどまでの昇給スピードも速く、働くモチベーションとなり得やすいです。流石に商社やコンサルなどと比較するとそれほど高給取りではないものの、一般的なメーカーなどと比較すれば十分に給与は良いと言えそうです。一方、リクルート年功序列ではなく成果主義であるため求められた成果を出すことが前提になることに注意です。(とはいえ普通に取り組んでいれば、期待される成果を出すことは難しくないです)

 3つ目は過去記事の引用となりますが、圧倒的な年間休日です。4月から社内制度が代わり、年145日の休暇日数、"週休2.8日"となっています。これに伴いリクルートで働く時給単価が向上しており、より働く意欲になっています。大手企業がこぞって年間休日125日や130日と言っている中で、更に20日の自由に使える時間を貰えるのはリクルートの魅力だと自信を持って言えますね。

②あなたが考える企業の課題は何ですか?

 →まだ数年しか働いていない身ですが、私が感じるものとしては以下2点です。

 1つ目は、会社の急拡大に起因した統制の薄さです。リクルートの社員は21/4/1時点で15,807人と十分な大企業です。一方、過去を振り返ると従業員の増加や事業の拡大が急激に行われたことで、いかにトップの考えを現場まで届けるかという設計は不十分であり、結局リクルートとしてはどういう戦略を現在取っているのかが見えづらいと感じることがあります。おそらく上層部も理解しており、定期的に戦略について現場に共有してくださりますが、現場は忙しい為正直上の人が言うがままになってしまっている部分もあるのではないかと推察しています。逆に自身の役職が上がれば、経営戦略会議への参加を通じてどういう世界を作りたいかについて議論することができると思います。

 

 2つ目は人の入れ替わりの激しさに耐えられていない業務設計です。人材輩出企業として有名なリクルートですが、人材が出ていくことはすなわち業務の引継ぎが発生し、仮に不十分だと業務の質低下に繋がります。そして実際に様々な場面で業務の質低下は発生しており、社員の負荷が高まっている原因となっていると考えています。1つの業務に複数人がアサインされているものの、その中でも個別のタスクを各人が持っているため、1年目であっても1人が欠けると現場は困ってしまうことがよくあります。

 

③あなたがこの企業で働く理由は何ですか?

 →私は将来的に、とある企業に入社し人々の笑顔を作る仕事に携わりたいと考えています。その為に自身の市場価値を上げることを目的としてリクルートで働いています。ここで指す市場価値とは"年収"、"評価される実績"、"思考能力の深さ"、"実行力"であり、これらを伸ばすことを考えています。そしてリクルートでは上記の通り、"年収"を上げることに適した企業であり、裁量権が大きいことから意志さえあれば様々なことに携わるチャンスがある=思考能力と実行力を鍛え、実績を作るチャンスがある企業だと考えており、望みどおりの企業だと考えています。また、上記を実現できる企業として他にコンサルや商社も挙げられるかと思いますがコンサルや商社ほど激務ではないことがリクルートのメリットかと思います。(睡眠時間や自分の余暇の時間を削って働くほど、自分の能力や年収をあげたいと私は思ってないです)

 

④あなたがこの業界で働く理由は何ですか?

 →初めに、私は業界でリクルートを選んだわけではないです。と言うよりも、リクルートはだいたいの業界に片足を突っ込んでいる企業であるため、希望する業界に関わらず意志を示せば希望する仕事に携われる会社であると考えています。なお、リクルートを入社先として選んだ理由は下記記事でまとめました。入社当時と今とでは働くモチベーションは少し変わりましたので、是非その変化を読んで追ってみてください。

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【気にならない? 私が就活で実際に使っていたサイトについて】

・近年転職などでもヘッドハンティング形式が主流になりつつあり、それは新卒就活でも確実にポピュラーになってきています。私もヘッドハンティングのサイトに登録し、いくつもの企業からお声がけをいただき自信に変えていきつつ、同時に自分の見られ方・他者へのアピールを何度も考えるきっかけになりました。この力は結局、自身が希望する本命への就活において必ず役に立つため、就活の効率化と併せて是非登録してみてください。

新卒採用オファー受信率98%【dodaキャンパス】 

・ベネッセが運営する逆求人型サービスであり、最大の特徴は登録している企業の豪華さである。

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・一度登録すれば、あとは勝手に企業からオファーが届くため効率性がとても高く、また実際に私の時も有名なところからオファーを本当に頂けたため、疑い半分であっても是非登録してほしい。

 

② キミスカでインターン経験・就活状況を人事にシェアしてスカウトを獲得!

・株式会社グローアップが運営する同じく逆求人方サービス。dodaに比べて、登録企業は少ないと思われるが「NTT」や「住友不動産」、「ニトリ」などの大手がいるため、検討の余地は十分にあると思い、domも使っていました。キミスカならではの学生分析を行い強み・弱みが分かる他、dodaで作ったアピール内容を転用できるところが強み。

大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】

・株式会社i-plugが運営する同じく逆求人型サービス。著者が一番お勧めしたいのがこちらである。何と言っても、登録企業数が6,260社と多くかつ大企業からも本当にオファーが来るため学生は必須の登録サイトである。超大手企業からスカウトが来る?OfferBox(オファーボックス)の実際のスカウト状況と感想を大公開! |  マコプレス|ハイキャリアを目指す若手社会人・学生のためのブログ著者はofferboxからのスカウトでインターンや本選考で優遇を受けたため、実体験から強くお勧めしています。上記3サイトは必ず登録をして、オファーが来るように自己PR文を工夫していくことで本選考におけるESや面接時のトークスキルがしてない場合と比べて格段に成長を目指しましょう。

  

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⑤業界の課題や将来性についてどのように思われていますか?

 →リクルートを人材のマッチング業界という側面で見てみると、市場は今後縮小していくことが考えられます。将来的に簡単な事務作業がロボットやITに置き換わってしまうという未来予想を元にすると、派遣さんなどに対して人材の紹介先がなくなってしまうリスクがあります。また、外国人材が日本に流入した際にそういった方々の紹介先の確保が必要になりますが日本企業は英語が話せないところがほとんどであるため、やはり紹介先がかなり限定的になってしまうことが想定されます。

 一方、IT業界という側面で見てみると"Hot pepper"や"ゼクシィ"というリボンモデルのプラットフォームは今後もホットな業界だと推測されます。とはいえ、最近はAir系を除き、新しいプラットフォームの作成・普及が上手くいっていないことが懸念であり、新しい発想が求められていると考えられます。

 とはいえ、リクルートにはRingという事業提案イベントや起業家が多く集まるため、ブレイクスルーが生じ新しい常識を作る力はあるため、私はもう少しここで働き驚きを体験したいと考えています。また、この力こそが同じ業界の他社との差別化ポイントだと私も思っています。

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【まとめ】

 今回はOB訪問で聞かれやすそうな質問(業界内での企業の立ち位置編)について回答しました。上記以外の質問や更なる深堀の質問について、もしございましたらコメントやtwitterでのDMなどでお待ちしています。

また、他の質問についても別記事にて回答していこうと思います。是非そちらも併せて読んでくださいね。

参考までに、前回の記事はこちらになります。では、また。