リクルートのキャリアと資産形成

「出会えて良かった」を合言葉に。リクルートでの働き方情報を社員目線で発信する5分読み切りブログです。

"成長したい"と思いながら成功する人の要件

「出会えて良かった」を合言葉に
こんにちは、リクルートメンター domです。

本ブログでは、私の1週間の働きや最新のリクルート情報、またお勧めの本などについて発信しています。

リクルートで働くことについて、あなたの疑問・不安の解消を目指しています。

是非過去記事も併せて読んでみてください。では今週もよろしくお願いします。

  フリー写真 オフィスデスクの上に置かれたノートパソコン

  本日のアジェンダ

【自己紹介】
【"成長したい"と思う人】
【リスクに耐えられる人】

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【自己紹介】

 ・20代リクルート社員 (新卒)

 ・コロナに乗じて土日を使い、昨年簿記2級を取得.

 ・年間の読書量は60冊程度

 ・夢は20代で1000万円の株運用.現在500万円を運用中

 ・30歳までに年収1500万を稼げる人材になる

 ・45歳までにFireしてやりたいことを我慢しない人生にしたい

 ・リクルートへの就活を頑張るあなたのメンターになりたい

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three pupas

【"成長したい"と思う人】

 私は就活をしていた際にエントリーシートなどで、入社後何をしたいという欄に"成長したい"や"貢献したい"という言葉を書いていました。おそらくこれは私に限らず多くの就活生が同様の言葉を記載しているかと思いますが、この"成長したい"と考える/発言するのはなぜでしょうか。今私が振り返ると、当時は自分の中で明確な目標がないために具体的に経験したい内容を語れない、またはその企業の業務を通じた経験の大半が目標と照らし合わせた際に価値あるものになりにくいと感じている場合が多かったように思う。つまり、将来ありたい自分や環境を考えた場合に、ESを提出する企業において従事する業務が自身の望むものと照らした際に、かけた時間に見合うほどの価値を得ることができないと感じている場合に、ふわっとした"成長したい"というポジティブそうな言葉を使っていたのだと思います。

 そして往々にしてそういう企業を志望する理由は、業務を通じて得られるスキルや体験などではなく、社会的ステータスや年収などである場合が多いように思います。一方、これらを求めて就職を志望することは決して筋の悪い選択とは言えません。なぜなら、仕事をするうえで最も重要なモチベーションが"社会的ステータスを持てていること"や"高年収という高い評価を受けている自信"等であり、自分の望む業務や価値を発揮できる仕事に固執しない人なら、明らかにマッチした職場であると考えられるためです。

 一方、多くの人にとって最も重要なモチベーションが"社会的ステータスの獲得"や"高年収"でないと考えられるため、この"成長したい"という言葉をESなどで使う企業から内定を出た場合は改めて考えた方がよいと思う。というのも、おそらく"成長したい"と発言した理由は、個人の中で具体的な目的や目標が欠如している為、詰みたい経験の言語化ができず、とりあえず方向性は置いておいて、自分ができることを増やしたいと言っているケースが多いように思うためだ。そして、こういった"方向性は度外視して、できる幅を増やしたい"と考えてしまうと、与えられる業務上で挫折するリスクが他のケースより圧倒的に大きくなるため、なるべく避けていただきたいと思っている。

【リスクに耐えられる人】

 リスクが大きくなる原因としては、5W1Hなどで分けると例えば"目的がないため明確なゴールを定めにくい(what)"、"できる幅を増やすためには時間がかかるため、貴重な人生の残り時間が減ってしまう(when)"、"そもそも苦手な分野などの自分の価値が発揮しづらい分野で戦わされる(where)"などが挙げられる。そのため、時間は経つがノルマ達成や成功といったものを味わえずただストレスが大きくなり続けて挫折するというリスクにつながりやすいと考えている。逆にノルマ達成や成功ができる人は以下のプロセスを踏める人と言える。

①ゴールの理解→②逆算した思考→③不足しているスキルやナレッジの取得→④実行力

上記において、①で必要な理解力、②で必要なスケジュール管理能力、③で必要な調査・取得能力といったスキルは、優秀な人であれば比較的個人で伸ばしやす分野であるが、問題なのは④実行力という諦めないなどのメンタル面であり、これは個人で調整しづらいと考える。そのために、多くの優秀な人が求める成功体験にたどり着ける前に試行を止めてしまい挫折している。では、このメンタル面を克服できる人はどういった人かというと、メンタル面でぶれにくい"超鈍感力"な人と、メンタル面を超越する"くそ真面目で粘り強い"人の2択だと考えている。ただ、結局後者のくそ真面目で粘り強い人はそもそも、最初の前提である"具体的な目的や目標が欠如し、年収やステータスを求める人"というマス層には多くないことが考えられる。おそらく粘り強い人などは強い信念を持っている人が多く、その信念を形成するのは特定の目的を達成したいという、その先の未来を見据えた人が多いように思うためだ。つまり、結論として本記事のタイトルである"成長したいと思いながら成功する人の要件"は、"超鈍感力"だと考えている

 もちろん自分の価値が発揮できる仕事にそもそもアサインされたり、プライベートより仕事に時間を割きたいから時間をかけることは苦にならないような人のケースでは別途要件が変わってくるものの、大半の場合は全仕事に対する自分の価値が発揮できる仕事の割合は圧倒的に少数であると考える。仮にあなたが"成長したい"で考えが止まってしまいる場合、その企業の業務または自分の達成したい目的や目標について再度振り返ってみてほしいと思う。もしかすると、"漁師とコンサルタントにおいて"、既に漁師に近い場所にいるのに、自分から遠ざかろうとしている可能性があるからだ。

有名な「漁師とコンサルタント」という話。お金よりも自由に使える時間が何よりも大切。 - hebinuma